独身のおじさん、おばさんの相続:遺言の必要性

生涯独身の人 おじさんおばさん

最近は、おじさん、おばさんの相続の話は、多いです。
相続に関する相談は、親子間の相続のことが ほとんどでしたが、
親の兄弟姉妹の相続の 相談をされることが 多くなった気がします。

親の兄弟姉妹の世話をしている人が 増えているのでしょう。
その為か、おじさんや、おばさんの世話をしている
オイメイに当たる人から、
相談があります。

おじさんやおばさんが、
生涯独身で、
一人住まいで、子がいない、
そのおじさんや おばさんが高齢になってしまって、
その日常のお世話を、
オイやメイの方がしていることがあります。

そのおじさんやおばさんの相続の相談は
・その遺産の受取人は誰になるか?
・おじさん等が、世話をしている自分に財産をくれると言っている、
・世話をしているのだから、財産がもらえないか?
・葬儀の時にどうなるのか?
などということで悩んでいるようです。

高齢になった独身の人

保証人連絡先などを決めないと
高齢者施設にも 病院にも入れませんが、
独身の人は、もう親もいませんから、
兄弟姉妹に頼ることにならざるを得ません。

その兄弟姉妹も 高齢になっていて、収入はないし、
自分が 子に世話になっている状態で
他の兄弟姉妹の 保証人もできないし、
世話をすることも 体力的にできません。

自分の兄弟姉妹の為に、何かをやれと言われても、
お互いに 高齢になると無理でしょう。
その為、兄弟姉妹の子が
親の兄弟姉妹の世話をすることになります。

独身の人は、若い時には
アパートや就職の時などの保証人が必要な場合には
同じような独身の友人と、お互いに保証人になり合っていたようです。

しかし、友人も高齢になり、
働いていない場合には、保証人を断られたり、
体力的に保証人には適さないと
断られてしまうことになります。
また、他人だと、プライベートな問題もあるので、
医療関係や なにかの契約をする際に断られることがあります。
保証人に親族を要求されることもあります。

独身の場合には、高齢になると
社会的に生きづらくなるのかもしれません。

独身のおじさんの相続

親の兄弟姉妹の世話

今の高齢者は、兄弟姉妹が大変多い世代でもあるので、
兄弟姉妹の中で結婚して子供がいる場合には、
そのおじさん、おばさんのお世話を、
オイやメイの方がしている場合があります。

時々オイやメイの配偶者
良く面倒を見てあげている場合があります。

 

おじさん、おばさんの相続

おじさん、おばさんの相続人は、その兄弟姉妹です。
兄弟姉妹の場合、仲がいい人、悪い人がいますので、
財産は、できるだけ良くしてくれた兄弟姉妹にあげたい
と思うものです。
また、お世話をしてくれた兄弟姉妹の子がいるなら、
その甥オイや姪メイに
全財産をあげたいと思うことでしょう。
上記のようにオイやメイの配偶者がお世話をしている場合もあります。
その人には、相続権はありません。
そういう場合には、遺言を書けば財産をあげることができます。

遺言

独身の方は、住いもあるのですが、
高齢になった時のことを考えて、
預金や株式投資をしていた人もいます
時々アパート等を持っている人もいます。
財産がある方の場合、
「兄弟姉妹の物になるのは嫌で、
良くしてくれたオイやメイにあげたい」

又は、

オイの配偶者にあげたい」という場合もあると思います

しかし、高齢になってしまうと、
そういう気持ちを忘れてしまうことがあります。

「お世話になっているので、
私の財産は全部、メイのあなたに上げる」
と言っていたのに
遺言を書こうとした時に、
拒絶したり、忘れてしまったりするがあります。

しっかりしているうちに、
遺言は書いてもらった方がいいと思います。

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