桐生市内の相続した土地:人口減少、高齢化、廃業、相続対策

若い人が欲しがる土地

持っている土地の利用に困っている場合や
土地を相続することになった場合に、
その土地が、お金になるかどうかを 考えるようになります。
その土地を、買ってくれる人や、借りてくれる人がいる必要があります。

土地選びは、購入者の目的によりますが、(年齢、仕事、用途など)
若い人が住宅として欲しがる場合には
子育ての環境が良い所、
勤めに困らない所、通勤に便利な所、実家に近い所などが
選ばれます。
また、どの年代も 交通の便が良く、
買い物に便利、病院がある所が良いです。
高齢になると 徒歩で行ける範囲に、
病院やスーパーがある所が良いので

高齢の方には 市街地が向いていると思います。

しかし、若い人なら車で移動できるので、
駅やスーパーなどが集中する込み入った 商業市街地でなくても、
前面道路の幅の広い、建ぺい率の低い
環境にいい土地を求めることでしょう。
静かでゆったりとした、市街地からちょっとはずれた土地も
若い人にはいいかもしれません。

事業者が土地を求める場合には、
その事業によって、自分の事業に向いていそうと思った場合には、
高くても買うでしょう。
工業なら街はずれでもいいかもしれませんので、
人気のなさそうな土地であっても
欲しい人がいれば買ってくれるでしょう。
また、買い手の見つからなさそうな土地でも、売れる時があります。
土地の取引は、タイミングだなあと思うことがあり、
売れるか売れないかは、結構わからないものです。

桐生市役所前

桐生市の中心部の土地は?

地方の市では 市の中心部に住んでいる人が減少しているようです。
桐生市も、多分街中(まちなか)は、
若い人はあまり住んでいなく、住んでいる人は
高齢者が多くなっているのではないでしょうか?
すると市の中心部の土地は、
住宅として欲しがる人は少ないかもしれません。

また、街の中心では商店が多かったのですが、
その商店は減っています。
桐生市も個人商店は多かったのですが、ずいぶん廃業したようです。

街の中心で、空き店舗があっても、
入居者がみつかるかどうかわかりません。

売地があっても、買い手が見つかるかどうか難しいかもしれません。

街の中心部を再開発した方がいいかもしれませんが、
街中の土地所有者たちの意見をまとめるのは難しいのでしょう。

市の中心部は、駅も役所も銀行もあるので、
会社や事業には向いているかもしれませんが、
どうなんでしょうか?

 

人口減少、高齢化、廃業の影響は?

人口減少、高齢化、廃業などの問題はありますので、
桐生市の市の中心部に 未利用の土地を相続した人は、
住宅用でも 事業用でも 利用したがる人や欲しがる人が
少ないかもしれないので、
土地の売却や貸付を募集しても、
相手がすぐには 見つからないかもしれません。

買い手が現れたとしても
思ったような値段はつかない恐れがあります。

しかし桐生市の街中は、一時期よりは寂しくなりましたが、
まだまだにぎやかですので、
商業利用でなら、場所によって、タイミングによって
どこかの企業が良い値段で買ってくれることは
十分にあり得ると思います。

桐生市内1

高齢者地域や空き家問題

桐生市は、住宅地域でも、
がけ地っぽい所や 山林沿いで坂が多い場所もあります。
桐生市の中心部は、
道が狭く、住宅が込み入っている地域もあります。
そういう地域は、
高齢の人だけで住んでいる家も少なくないようです。
私の印象ですが、
街中や旧住宅地域は、高齢者世帯が多く住んでいる気がします。

そういう土地は、欲しがる人が少ないので、
財産価値があると言えるかどうかわかりません。
空き家も多いので、取壊しに補助金をだしたり、
入居者の募集したりして、
行政が空き家対策をしています。

 

相続により取得した土地をどうするか?

桐生市の市街地に土地を持っている人は、
欲しがる人がいるかどうか、
売りに出した時に欲しい人がいれば売れるし、
いなければ売れません。
いくらで売れるのか?
いくらなら買い手が見つかるのか?
いくらが適正額なのか?
売却の値段に悩むことがあります。

相続税の評価をする場合には、
相続税法の規定がありますので、
それに従って評価した時に
高すぎるんじゃないか?
この金額で買ってくれる人いるのかなあ?
って思うことはあります。

広い土地だと余計に問題で、一般の人は買ってくれません。
広い土地は、事業用で欲しがる会社やハウスメーカーなどでないと
買ってくれないかもしれません。
その場合には、結構値切られます。

土地の相続は、相続税の支払いもあり、
相続登記代も掛かります。
広い土地や多くの土地を相続すると草木の伐採、
不法投棄の管理などもしなければなりません。
何か所も土地を持っていると相続は、神経も金も使います。

今後、桐生市も人口が減ってくるし、
高齢者だらけになり、外人だらけ、
空き家、空き地も多くなるかもしれません。
土地をたくさん 持っている人や相続した人は
不安になります。

 

廃業による空き店舗

桐生市も 市街地にあるアパートは空き部屋が多く、
退去されると次の借り手が見つからない
という大家さんもいます。

貸店舗も 入居者がいないという大家さんもいます。

それは桐生市だけではありません。

仲介不動産やコンサルタントなどと相談して、
何とかやっている貸家業の人達もいます。
それでも、他の地域に比べると
桐生市の貸店舗や貸家は いい方かもしれません。

古くなると借主が現れません。
そこで家賃を安くしたり、
変な人に貸したりしてしまうと、
後から問題になることもあります。

貸家経営も難しいです。

 

土地資産家の苦労

相続した土地を 安定した企業に貸している場合には、
安定したお金が毎月、毎年入ってきますので、
お金の成る土地を相続した場合には、
生涯お金に困ることはないようです。
そういうお金に恵まれた人もいるのです。

その場合でも、兄弟姉妹がいる場合には、
遺産分割の話合いがつかなくて
不仲になっていることもあります。

地代がたくさん入る土地を持っている人達は、
人にねたまれるし、押し売りのようなものが
いつも来るので、人間嫌いになるでしょう。

身内だって信用できなくなることもあるでしょう。

資産家は嫌な奴が多いと思われますが、
話を聞いていると 人が嫌になるのもわかる気がしてきます。

財産があったらあったで問題もあるものです。

相談相手

会計事務所の利用

土地をたくさん持っている人は、
年金収入や不動産収入があることが多く
毎年確定申告をしていると思いますが、
手数料を払ってでも
会計事務所に頼んでおくのも相続対策になります。

会計事務所側も顔見知りになっていれば、
どんな相手なのか分かっているので、アドバイスをしますし、
なにかの時にすぐに相談に乗れます。

顧問料を払っていなければ相談料はかかるでしょうが
遺産の内容、相続人のこと、
遺産分割 遺言、登記の手配、納税資金の準備などができます。

大きな問題になるようなことを事前に避けられたり、
不安を取り除いたりすることもできます。

登記や土地、保険、預金のことについても、
会計事務所ではできないことでも
どうすればいいかどんな専門家に依頼すればいいか、
会計事務所はアドバイスができます。

会計事務所側では、
初めて会った人や誰からの紹介でもない人で、
大きな相続の案件を受けるのは勇気がいります。

顧問先の相続しかやらない会計事務所もあります。
それくらい相続税の申告は
依頼人との関係を重視します。

しかし、住宅メーカー、証券会社、銀行、保険会社など
特定の業者と利益関係にある会計事務所もありますので、
意味もなくお金のかかることを強く勧められたら
注意が必要です。

良い人達との関係を持つ

家の修理の仕事でも、車の仕事でも、健康管理の仕事でも
重要なことに関わる仕事をしている人は、
依頼者がどんな人なのか分かっていないと
受任したくないと思います。

飲食店でも 一元さんお断り、
ゴルフ場だって、
会員の紹介者がいないとプレーできない所もあるでしょう。

会計事務所側も同じです。
会計事務所と 普段からかかわっておくと何かと便利です。
土地を多く持っている方や その家族は、
普段から会計事務所、司法書士さん、建築士さん、
介護士さん、地元の顔の広い人などと
係わっておくといいと思います。

 

人とのつながりが希薄になっている時代ですが、
制度が複雑になり、すぐに変わります。
スマホがないと生活に困るし、
今までと同じことはできなくなり、
ゴミの捨て方だけでも問題になることもあります。
一人では生活しづらくなっています。

普段から、
人とのつながりを
大切にして生きていく必要があると思います。

 

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